「ラグビーのまち府中」ってなんですか?

ラグビートップリーグの強豪2チームが拠点とする府中。2019年にはラグビーワールドカップ、2020年には東京オリンピック・パラリンピックを控えラグビーのまち・スポーツのまちとしてますます盛り上がりを見せています。そんな府中の魅力と将来像について高野市長と武蔵国 府中大使の松本莉緒さんに対談していただきました。

府中きっかけは何でしょうか?

高野ラグビーを象徴する「ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン」という有名な言葉があります。この言葉が意味する、お互いが支え合うというラグビーの精神が街づくりにつながるとずっと思っていました。大きなきっかけは日本が南アフリカに歴史的勝利をした2015年ラグビーワールドカップイングランド大会。日本代表31人のうち11人(※1)が府中を拠点とする東芝ブレイブルーパスとサントリーサンゴリアスの選手だったんです。そして2019年大会の日本開催が決定し、さらに府中に隣接する東京スタジアムで開催されることになった。これはやはり府中の街としてラグビーにスポットを当ててもいいんじゃないかと思ったわけです。

松本私もイングランド大会をきっかけに、ふたつのトップリーグのチームが自分の街にあることを知りましたね。ちょうど府中大使になったのもあって、選手たちとの交流を少しずつ深めていったり、プライベートでも試合を見に行ったり。街中のカフェで選手とバッタリ会って一緒にお茶することも。

高野その辺のカフェにいますからね選手が。僕もけやき並木でリーチ マイケル選手に肩をたたかれたことあったな。

松本真壁選手なんかは大きいので遠くにいても分かるくらい目立ちますよね。市民のみなさんも身近に感じていらっしゃるんじゃないかな。それがラグビーへの愛着につながっているんだろうなと。

高野イングランド大会だけじゃなくリオオリンピックでも男子7人制ラグビー日本代表が4位という好成績をおさめました。あのときのヘッドコーチである瀬川智広さんは府中市民ですし、選手も府中のチームから2人(※2)が選ばれていた。これは本当にすごいことで、府中の方たちの活躍が市民の誇りにつながる良い機会になりました。府中大使に期待することも同じですね。大使の活動を街のみんなが応援することで、それが府中の輝きになる。

松本そうですね、育った街なので、どこか街の代表という想いで活動をしています。地方でヨガの講師をしても「府中ってラグビーの街なのよね」って声をかけていただいたり。府中の森公園でヨガをやったり市民の方のネットワークに役立てるようなこともしてみたいですね。

高野ラグビーのイベントでぜひ見ていただきたいのはトップリーグの公式戦が始まる前に行われるブレイブルーパスとサンゴリアスの府中ダービープレシーズンマッチ。これはすごく盛り上がります。

松本私も毎年すごく楽しみで、今回もプライベートで行こうと思っていたところ府中大使として声をかけていただいて。スタジアムではなくグラウンドで間近に見られるのが面白い。「バチン!」って体のぶつかり合う音が聞こえますからね。

府中市長 高野律雄
どう盛り上げていきたいですか?

高野2019年ラグビーワールドカップの会場が府中に隣接していることで、海外や日本各地から多くの方がおいでになると思うんですが、まずは府中市民の方にも、もっともっとラグビーに親しんでもらいたいですね。そのために試合を見る機会とかラグビーに触れる機会をたくさん作っていきたいと思っています。

松本ラグビーワールドカップは個人的にも本当に楽しみで、それに向けて選手の皆さんが夢を追いかけていくなかで自分も一緒にステップアップしなきゃって。府中の選手が大舞台に立つことで府中が盛り上がることは間違いないので、ラグビーと一緒に成長していく街になればいいなと思います。

高野2020年東京オリンピックでは7人制ラグビーの男女ともに全試合が東京スタジアムで行われます。これは私たちにとっても大きなチャンス。15人制と7人制、両方の日本代表チームに府中のグラウンドを練習場所として提供しているんですが、それはつまり、2019年ラグビーワールドカップと2020年東京オリンピックの両大会において、府中をあげて日本代表をサポートしているということ。それでメダルを取ったらどんなに嬉しいことか。

松本そうですよね、日本代表や海外のチームを府中の街がサポートしていけるといいですよね。

高野ラグビーワールドカップではイングランドとフランスがそれぞれ大会期間中にキャンプ地として府中を訪れるのですが、その間、選手だけでなくその国のファンや東京スタジアムで試合を行う国のファンの方たちもやってきます。そのおもてなしはしっかりしたいですね。例えば街中にイングランドやフランスの国旗を掲げるとか。あと、府中駅前のけやき並木、あそこを全部カフェ通りにしたいんです。フランスのシャンゼリゼ通りよりもかっこよくしたい(笑)。

松本それすごく素敵だと思います! ぜひ実現させて欲しい!

高野2019年は府中市制施行65周年ということで、ちょうどラグビーワールドカップ期間中に民踊流しや太鼓と山車の市民パレードが行われるんです。そういうのも含めて、長い時間をかけて培われた府中の地域文化みたいなものを飾らずに発信していけるんじゃないかと思います。

武蔵国府中大使 松本莉緒

※1:東芝ブレイブルーパス
リーチ マイケル選手、大野 均選手、廣瀬 俊朗選手、湯原 祐希選手、三上 正貴選手
サントリーサンゴリアス
畠山 健介選手、真壁 伸弥選手、小野 晃征選手、日和佐 篤選手、ツイ ヘンドリック選手、松島 幸太朗選手 (所属は当時)

※2:東芝ブレイブルーパス
豊島 翔平選手、德永 祥尭選手